New Balance - 誕生のきっかけってご存知ですか
みなさん、こんにちは。 靴をこよなく愛するFrogmanz です。
靴が大好きで、New Balanceが特に好きです。
せっか習得した知識を自分だけの頭に残しておくのは、モッタイナイ!!
そう思って普段、何気なく買い物をしている中で知ることが無いこと、だけども
知っていると得することを出来るだけわかりやすく、お知らせしたいと思います。
第一回目は、商品へ入る前に歴史に触れたいと思います。
- New Balance の歴史
一家に一足はあると思われるニューバランスですが、当然のように身近にあると
なかなか、その歴史を知る機会は無いですよね。
みんな使っているから、歴史や背景なんて気にならないものです。
しかし、何でみんな1足は持っているんでしょうかね、何で子供達がたくさん履いているのでしょう?今日は第一回目なので、その辺りについて書いてみようと思います。
「 1906年 アメリカ マサチューセッツ州から始まった。 」
New Balanceの始まりは、1906年 アメリカ マサチューセッツ州から始まった事、ご存知ですか。気にした事ないと知らないですよね。
- 舞台はBoston(ボストン) -
アメリカ合衆国マサチューセッツ州北東部サフォーク郡にある街。
ここで、アーチサポートインソールや扁平足を直す矯正靴の製造メーカーとして、1906年に誕生しました。
創業者は、ウィリアム・J・ライリー(当時33歳)、イギリスからアメリカへ渡った青年です。
きっかけは、庭にいたニワトリ。3点のかぎ爪で絶妙なバランスをとっている姿を見たことに衝撃をうけ、”新しいバランス(ニューバランス)をもたらす”という”New Balance Arch Support Company”社を設立、製品の開発へと繋がっていきます。
ところで、扁平足って何でしょうか。
筋力不足などによって、足の土踏まずが潰れている状態のことです。
では、足の土踏まず(アーチ)が潰れてしまうと、どのような事があるのでしょうか。
足に加わる衝撃吸収が弱くなってしまい、膝や腰を痛めてしまう恐れがあるんです。
そうすると、困る人はたくさんいる訳ですが、アスリートとなると切実です。
はい、ここで登場してくるのが、
地元ボストンのランニングクラブに所属していたダニー・マクブライトさん。
ロードレースに出場し、活躍したことでシューズの知名度が向上します。
そして、1960年にはニューバランスの個性といっても過言ではない足囲(ウィズ)という視点を持たせることになり、様々な足の形に上質なフィット感を提供することになったことで、靴の評価を高めることになります。
その後、1972年にNew Balanceを更に飛躍させ、今日に至る功績を残したのが
New Balance Athletics inc.の取締役会長 ジェームス・S・デービスさん。
彼は6人の従業員と一日にわずか36足しか生産できていなかった会社を買い取ります。
この優れた機能を使って、理想的なランニングシューズの開発をするため、彼はランナーとして、研究していった結果、独創的なシューズコンセプト”インステップレーシング”を確立します。
インステップレーシングとは、足の踵(かかと)と甲はしっかりと固定させ、つま先はフリーにするという構造でした。また、つま先までシューレースがないことで、つま先部分にストレスが無くなり、当時のランナーにとって画期的な靴であったことは言うまでもありません。
そして訪れた、1975年に開催されたマラソンレース。
ここでニューバランスのシューズを履いて走ったのが、トム・フレシング。
彼は、「320」を履いて見事優勝を勝ち取ります。
これにより、一気に全米で一躍有名なランニングシューズとなったんです。
更にそれだけでは終わらず、1976年になるとアメリカで権威のあるランニング専門誌
”ランナーズ ワールド”においてトレーニングシューズ部門で1位を獲得。
1979年には、同誌にて”ファイブスター”を獲得します。
今となっては、誰もが履いたことがあるニューバランスの歴史。
実は、矯正靴の製造メーカーが始まりであったことは、知っている方も少ないのではないでしょうか。だから、履いても疲れにくく、小さいお子さんから年配のウォーキングシューズまで年代を超えて、支持されるブランドになったことも頷ける訳です。
改めて、そうした背景を理解してみると、早く足を入れてみたくなりませんか?
私も明日、履いて出かけてみたいと思います。
なぜ、ニューバランスが今日まで100年以上も続く企業となったのか、納得できるのかもしれません。
次回からは、発売されるシューズや使用されている機能など、わかりやすく解説していけたらと考えています。
それでは、良い一日を。